私が今住んでいるドイツには日本では当たり前の薄切り肉が存在しない
ステーキくらいの厚さの次に薄い肉といえばミンチになる
薄切り肉がなければすき焼きも牛丼も野菜炒めも作れない
アジアンスーパーマーケットへ行けば冷凍状態で売っているところも多いが価格も高いので、
私はいつも自分で切り出すことにしている
何年か前に最初にトライした時から参考にしているのはこのクックパッドのレシピ
まずスーパーでかたまり肉を買ってくる☝
今回はこの豚肉のかたまりをスーパーの精肉コーナーで買ってきた
約450グラムで€4.5(約540円)くらいだったかと思う
これをラップに包み、冷凍庫へぶっ込むこと一晩
カチコチになった肉を翌日の昼に冷凍庫から取り出し、常温で放置し解凍していく
レシピによると3時間ほどの放置でちょうど良い半解凍状態になるらしいが、
ドイツの寒い春では窓際でも気温が足りず、15時ごろ確認した時もまだカチカチだった
結局切り出しに取り掛かったのは17時。解凍に5時間ほど費やした。
肉の準備をしつつ包丁の準備をする
切れない包丁では薄い肉など作り出せぬ🔪🔪🔪
包丁研ぎでよーく研いでおこう。先生との約束だ
準備ができたらあとはひたすら切り出す!
皮をそぎ落とすような感覚で削いでいく
この時、凍っている肉を直に抑えると手が冷たいので、肉を巻いているラップの上からふきんで抑えると切りやすい⭕
間違っても肉に直接布巾をかけないように⚠︎
あれよあれよという間にくっ付くから気をつけよう⚠︎
このくらい薄くできれば上出来だ👌
コツを掴めばあとはひたすら削ぐ。削いで削いで削ぐ。。。
薄暗いキッチンで肉の塊に向かってひたすらジョリジョリ肉を削いでいる姿は、いくら昼間でも何事かと二度見されること間違いなしだが気にしない
海外ではなりふり構っていられない時も多い
そうして出来上がった肉がこれだ
これはだいぶ終盤に差し掛かった頃の肉山なので、だいぶめんどくさくなって厚切りになってきているが、これでも自分で食べる分には十分だ
結局、この量×4くらいの薄切り肉ができた
一人暮らしなら4食分くらい
100グラムぐらいずつに分けて凍っているうちにラップに包んで冷凍しておくと使いやすい
切り出しにかかった所要時間は40分弱ほどだった
どうやら業務スーパーのようなところに行くと薄切り用のスライサーみたいなものが売っているところもあるようなのだが、買わずに済むならそれで済ませたい
この方法なら精肉コーナーでどれだけ薄く切るよう頼んでも1cmくらいになってしまう薄切り肉が、それほど難しくもなく作れるので是非トライしてみてほしい
もしかしてめちゃくちゃよく切れるスライサーでもできるのか・・・?と今ふと思った
誰か試してみてくれ🙏