ウルムで大聖堂に登ったのちミュンヘンに戻り、
その日はミュンヘン市内から電車で15分くらいの所のバッパーに宿泊した
なんせ今回の旅は2週間前に突然思い立って予約したので、
シーズン真っ最中のドイツでは宿泊施設もほぼ満員で、
お手頃価格で泊まれるところが数箇所しか見つからなかった
泊まったのは大型バックパッカーの6人用男女混合ドミトリールーム
週末だったので施設はミュンヘンにビールを飲みにきている客で溢れかえり、
私の部屋も私ともう一人の女性以外はイタリア人の酒臭いオッサン4人組だった
危惧していた通り、オヤジたちは真夜中の2時ごろにすっかり出来上がった状態で帰ってきてイタリア語で大騒ぎするので「寝てるから静かにしてくれない?」と言ったが酔っ払いに話は通じず、無理矢理寝た。サンキュー耳栓。
翌朝、チェックアウトをした私はダッハウ強制収容所へ向かう
電車とバスを乗り継ぎ、到着。
入るとカフェテリアや資料館、トイレと案内センターを備えた建物があり、
ツアーガイドを申し込む人や音声案内を借りたい人はここで。パンフレットももらえる。
英語のツアーがちょうど良い時間がなかったので単独で回ることにした
右の写真が収容所全体図かな、多分。広い。
収容所内に続く門
この門扉の上部に”働けば自由になる”という意味の”Arbeit macht Frei”という嘘八百のナチの言葉があるのだが、人が出入りしていてうまくタイミングが合わず写真が撮れなかった
収容棟
部屋の大きさはどれも狭く、上の画像で説明されているように立ったままでしか入れないように作られている部屋もあった
続いて資料館
ナチスの宣伝ポスター
人体実験の様子
焼却施設
”シャワー室”を意味するBRAUSEBAD=ガス室
ガス室内部。天井についているのはシャワーと見せかけるためにつけられたただの飾り
焼却炉
ビクッとするモニュメント
追悼文
施設自体がとてつもなく広いので、結構すっ飛ばして見たつもりだったが最終的に3時間弱かかった
建物の中は整備されているが屋外は長い砂利道が続くので、訪れる際にはぜひスニーカー着用をオススメする
案内所には小さなカフェテリアしかなく、駅周辺も栄えているわけではないので、食事や休憩はミュンヘン市内に戻ってからにしたほうがいいと思う
ダッハウ強制収容所はミュンヘンからアクセスも良く、見学も無料で自分のペースで好きに見られるのでミュンヘンへ来た人にはぜひ一度見学に行って見てほしい
さぁ、8月はアウシュヴィッツへ訪れる予定。